ごあいさつ
院長 舟塚 真
当クリニックのサイトをご覧いただきありがとうございます。クリニックを代表してご挨拶を申し上げます。
当クリニックは小児科、内科を標榜しておりますが、主として「小児神経疾患」を専門に診療させて頂くクリニックとして開設いたします。「小児神経疾患」とは聞きなれない言葉だと思いますが、小児期発症の神経・筋肉の病気、例えば脳性麻痺やてんかん、熱性けいれん、自閉症などの発達障害、21トリソミーなどの染色体異常症、各種の代謝・変性疾患、筋ジストロフィーなどの病気を総じて言います。そして、当クリニックではこれらの病気と向き合っているお子さんと、そしてそのご家族と、医療を通じて共に歩ませて頂きたいと願っています。
午前中は主にこれらの患者様を予約制で診療させて頂き、午後はより重症で通院が困難な患者様のご自宅へ訪問診療に出かけます。
子どもを対象とした訪問診療(在宅医療)はまだ限られた医療機関でしか実施できておらず、とても社会的ニーズが高い領域だと思います。様々な医療的なケア(人工呼吸管理、経管栄養、導尿など)が必要でも、ご自宅で、病気と向き合うお子さんと一緒に生活したい、と願うご家族は多いです。ただその思いと裏腹に、気の抜けないケア、頻回のケアのために孤立し、疲弊してしまうご家族も多いのが現状です。これらのご家族を少しでも支え、共に歩む医療を目指していきたいと思っています。クリニックのロゴは、当事者のお子さんを中心に、そのご家族とクリニックが両サイドから手を取り合って支え合っていくことをイメージして作成して貰いました。
クリニックのもう一つの特徴は、患者様を長期に亘り拝見させて頂くということです。「小児神経疾患」と向き合いつつ成長していったお子さんが、ある時点で、例えば中学校を卒業して急に成人科に転科する、ということはご本人にとっても、ご家族にとっても不安が大きいと思います。もちろん私自身が成人科領域の疾患に長けているわけではございません。成人科領域の先生方と連携しつつ、ある期間を置いて、徐々に成人科領域の先生方に移行して頂くようにしたいと考えています。
場所はこれまで勤務し、多くを学ばせて頂いた大学病院と、これからも緊密に連携し、協働して診療させて頂くことを考え、西新宿を選びました。ビル街からは少し離れた静かな住宅街にあります。「小児神経疾患」と向き合い成長しているお子さんとお会いできることを心から楽しみにしています。
院長:舟塚 真
院長紹介
略歴
- 1981年4月
- 信州大学医学部 入学
- 1987年3月
- 同 卒業
- 1987年5月
- 東京女子医科大学小児科 研修医
- 1993年4月
- 同 助手
- 1995年4月
- 都立府中療育センター 出向(2年間)
- 2002年6月
- 東京女子医科大学小児科 准講師
- 2007年2月
- 同 講師
- 2012年6月
- 同 准教授
- 2016年3月
- まこと小児神経クリニック 院長
資格
日本小児科学会専門医
日本小児神経学会専門医
日本てんかん学会専門医
※難病指定医
小児慢性特定疾患指定医
身体障害者診断指定医(肢体不自由、呼吸機能障害)
産科医療補償制度診断協力医
公的活動
日本てんかん学会 評議員
日本小児神経学会 社会活動委員会支援委員、薬事委員会支援委員
日本てんかん学会 医療問題検討委員
重症心身障害児(者)QOL向上懇話会 代表世話人
賞罰
2002年9月 JHUN AND MARY WADA奨励賞(第36回日本てんかん学会)
Study on photo-pattern sensitivity in patients with electronic screen game-induced
seizures(ESGS) : effects of spatial resolution, brightness, and pattern movement.